合格までのドタバタ~出国へ: 2007年7月アーカイブ

VISAを取得する

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7月の中旬に、VISAを取りに大使館に行った。

通常の学生は、F-1といういわゆる学生ビザになるのだが、僕の場合はCISという奨学金を適応したため、J-1という政府などの交換プログラム用のビザになった。

ビザの取得に関しては、留学経験のある妻が、勉強で忙しい僕に代わって、すべて自力で書類を用意してくれた。本当に感謝している。


面白かったのは、ビザが来るまでのスピード。

一年前は、セルネートの語学学校へ行くためにF-1ビザを申請したのだが、そのときは1週間かかったのに対し、今回MBAで申請すると、2日後には家に届いていた。

やはりMBAで行く学生は、信頼感が違うのだろうか。

奨学金を得る

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合格がはっきりした段階で、奨学金を獲得するための最終手続きを急ピッチで進めた。

マリオットスクールのMBAでは、International Studentのために、CISという奨学金が用意されている。


この奨学金の内容は、聞いてびっくり。

1.授業料全額
2.教科書代
3.保険
4.生活費の半額

をすべてカバーしてくれるのだ。


このCISの存在こそが、僕が単願でマリオットスクールを目指していた理由の一つでもある。

通常1500万~2000万ほど掛かると言われているMBA留学を、このCISを適応することで、劇的に下げることができるのだ。

航空券や車などのお金を除けば、自己負担金は2年間の生活費の半額150万だけ、というまさに夢のような奨学金だった。


Appication Form、エッセイ3本、推薦状2通、財政証明書などいろいろな書類を提出したあと、電話で面接(?)を受けた。

面接といっても、日本人の枠はあまり競争がなく、申し込めばほぼ通ることは明白だった。

その場でCISを受けられることになった。
合格の喜びも束の間、次なる試練が僕を待っていた。

ブリガムヤング大学のMBAでは、合格者に対し、大変有難いことに(もちろん皮肉)、

Proficiency Exams and Preparation Courses

という宿題のようなものが課せられていて、Accounting と Statistics が必修になっていた。


やり始めてびっくり。

難しい。


特に統計学の方が、ちんぷんかんぷんで、本当に参った。

日本語の参考書もいくつか購入してみたが、オイオイ、日本語のほうがわけ分からないよ…。


結局、Accounting は会計士の勉強をしていた友人のいさむ君に、統計学は現役の東京理科大学生のはやとにいろいろと助けてもらって、何とか終了したのは期限終了のその日だった。
今まで、受験生活の中で、数々の奇跡を経験してきたが、最後にドラマが待っていた。

MBAのオフィスから、「最後通告」を受け取った翌日、担当の人からまたメールが入っていた。もうだめだ、と思っていた僕は、しばらく放って置いたのだが、夕方になって開いてみた。

すると驚くべき内容が…


I hope your summer is going well.  We have corresponded back and forth a number of times and here we are again.  I have discovered that there has been an inadvertent error in terms of interpretation of TOEFL scores between our office and the Office of Graduate Studies.  After evaluation of your TOEFL scores, we find that by scoring 243 on the CBT you have meet BYU and MBA TOEFL requirements.  After communicating with Graduate Studies we learned that you did not need to meet minimums in speaking, listening, reading and writing.  The committee has meet and reconsidered your application and would like to admit you for fall 2007.If you are still interested in attending the MBA program fall 2007, please let me know and we will continue to process your documents for admission including your CIS documents.

I apologize for the confusion.  Please let me know if you have any questions.  We look forward to working with you through the admissions process if you chose to continue.


要するに、
「ごめんなさい。TOEFLのスコアについては、こちらの勘違いでした。あなたは合格です。どうしますか?」
ということ。

メールに記載してあるように、Graduate Officeと、MBAのOfficeの間で、スコアについての認識の間違いがあったようだった。つまり、セクションごとの最低点数は、TOEFL IBTだけに適用されるものだったのだ。僕のスコアはCBTなので、もちろん、まったくの無関係。


一体、この数ヶ月間の苦労と苦しみは何だったのか。予備校やら参考書やら、試験予約やらで、20万円も吹っ飛んでしまっていた。

なんだか、気が抜けてしまった。


もちろん嬉しかったが、ひたすら疲れた、というのが、正直な感想だった。

9回裏、最後は相手のエラーで逆転合格だ。



これは後日談だが、入学後にMBAのTOEFLのページをチェックしてみると、誰の目にも誤解がないように表現が変更されていた。

The minimum scores required on the TOEFL are:
  • TOEFL iBT
    Total score of 94 on the internet-based test (minimum score of 22 in Speaking and minimum score of 21 in Listening, Reading, and Writing)
  • TOEFL (Computer-based)
    240
  • TOEFL (Paper-based)
    590
  • IELTS
    Overall band score of 7.0 (minimum band score of 6.0 in each module)

恐らくは、同じような問題が、他の受験生でも頻発したのだろう。やれやれだ。
まず、5月の下旬にTOEFL IBTのスコアが返却されてきた。

「84点」

プレゼンスの栗原コーチは、80点台なら出るでしょう、と言っていたが、その通りになった。しかし、マリオットスクールへの出願には10点足りない。


IELTSは6月の上旬に受験し、テストスコアが戻ってきたのは2週間後だった。

「Scale 6.0」

こちらも予想通り(?)のスコアだった。残念ながら、こちらも撃沈してしまった。まぁ、初受験で6.0を超えられたこと自体はなかなかだとは思うのだが、足りないものは足りない。



一応、大学側に残念ながら、試験に落ちたことを伝えた。

すると一週間後にメールが帰ってきた。


I am sorry to learn that you were unsuccessful in meeting the TOEFL/IELTS requirements for admission.  It is now necessary for us to Deny your admission to the MBA program for fall 2007.  You will receive an official letter from Graduate Studies in the next week.  We have received your deposit check and will shred the check.

Should you decide to re-apply in the future, we want to make the application process as easy for you as possible while still keeping in line with university requirements.  University policy requires applicants to submit a new online application and $50 processing fee each year they apply to the  MBA program. The MBA program will keep your application on file for two years and can carry over portions of your original application so that you only need to do the following to complete your 2008 or 2009 application:


簡単に言うと、「来年また受験してね。」

とのこと。分かってはいたが、本当にがっかりした。応援してくれていた方々に、何と報告したらよいのか、途方に暮れた。



夜、妻と話した。

「来年、もう一度頑張ろう。仕方がないね。」

妻の実家の父にも、もう一年、お世話にならせて頂きたい、との申し出を伝えた。

「楽しくやりましょ」

義理の父は、そう言って、励ましてくれた。

IELTSの勉強はするももの…

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毎日仕事が終わってから、近くの東京理科大学のラウンジに侵入(?)し、2、3時間勉強を続けたが、僕の気持ちは限りなく暗かった。

ブリガムヤング大学のMBAでは、7.0のスコアを要求しているが、どう考えても初受験、しかもたったの1月で7.0を超えられるとは思えなかった。

苦戦したのはリスニングで、TOEFLのリスニングに慣れると、ここまで違って聞こえるものか、というくらい、イギリスやオーストラリアの独特のなまりに悩ませられた。

しかも、IELTSはTOEFLやGMATのようなコンピュータでの試験とは異なり、かなりの筆記問題があることも苦痛の種だった。


「こんな不安定な状態のまま、もう一年はつらいな…。しかも妻の実家に居候だし…。」

考えれば考えるほど、先行きは暗いように思えた。


母に電話すると、僕の状況に共感を示しながらも、

「あなたね、これで、努力しても報われない人の気持ちが少しは分かったでしょう。」

と諭されてしまった。
ブリガムヤング大学のMBAプログラムは、IELTS(アイエルツ)のスコアもTOEFLと同様に認めている。

IELTS(アイエルツ)とは、留学や移住、就労のために必要な英語能力認定テストで、英国の公的な国際文化交流機関であるブリティッシュ・カウンシルで実施している。TOEFLがアメリカやカナダで広く認められているのに対し、IELTS(アイエルツ)はイギリス、オーストラリア、ニュージーランドでよく使われている。


とにかく時間がなかった僕は、ネットや予備校を駆使し、攻略のためのプランを立て始めた。まずはGMAT同様、試験の概要を理解することから始めた。使ったのはこの参考書。


また、上記の参考書だけでは、戦略が不足すると思われたので、掲示板に書いてあった、Scotts English Success という英語のオンラインコースを受講することにした。これは非常によかった。分かりやすくて、価格もお手ごろだった。


これはかなりよいサイトで、いろいろな試験の取り組み方を学ぶことができた。また、演習問題も価格の割りにはたくさん入っていて、コストパフォーマンスがよかった。



次に演習だが、やはり基本はブリティッシュカウンセルの出している、公式の問題集だ。
1.Official IELTS Practice Material
2.IELTS On Track

この2冊が唯一の公式参考書で、多くの受験生は買わざるを得ないと思う。Advanceの演習用に、ケンブリッジの参考書も一つ購入したが、さすがにここまでは手が回らなかった。



さらに、リンゴエルエルシーという予備校にも数回通って、ライティングとスピーキングの手ほどきを受けた。この2領域だけは、フィードバックを貰わないと、伸びないと判断したためだ。


結局ここまでで1ヶ月の期間を消化し、6月のはじめにIELTSを受けることになった。

プロフィール


明治大学政治経済学部卒業。帝人グループを経て、現在ブリガムヤング大学経営大学院マリオットスクールMBAプログラムに在籍。上司であるCEO(超・偉い・奥さん)と、新入社員(子供)二人の4人家族。 このブログは、まだ小さな2人の子供たちに、将来本にして贈るために書いています。


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