天才ブライアンと愉快な仲間達の日本ツアー: 2009年1月アーカイブ
シンガポール高級の中では、僕はずっとブライアン・フィッシャーの横に座って、色々な話をすることができた。彼は、MBAの中でも一際抜けている人物で、彼の生い立ちや今までの人生はなかなかすごい。
彼は、アメリカでも厳しい進学高校に在籍し、その後は名門、クレアモント大学に進学。そこでアカウンティングを学ぶ。その後、アーサーアンダーセンに就職し、会計士としてのキャリアをスタートさせた。アーサーアンダーセン在籍時にCPAを取得し、順風満帆のキャリアを歩んでいた。
ところが。数年前に事件は起きた。エンロンに端を発した、自社のスキャンダルによって、アーサーアンダーセンは解散、事務所のクローズによって職を失ってしまう。
会計士としての仕事がいやになった彼は、その後保険会社で財務の仕事を行った。そして、数年前にGeneral managerとしてのキャリアを積むために、MBA進学を決断。MBAに来た。
彼の非凡さを語る一つのものが、GMATのスコアなのだが、彼は800点満点で780点という化け物じみたスコアを保有している。(ちなみに、700点あれば、ハーバードにアプライできます。)
僕 「GMATはどうやって勉強したの?塾は?」
ブライアン 「塾なんて行ったことないよ。mba.comから、無料のPCテストをダウンロードして、6回受けただけ。で、間違えたところを確認していったんだ。で、本番を受けた。そしたら、一発で780点が出たんだよ。」
僕 「・・・・・・・・。」
すごすぎる。BYUにいるのが不思議なくらいだ。
彼は、勉強が本当に好きなようで、飛行機の中でも、ひたすら単語帳を作って、日本語を練習していた。
実は、ブライアント僕以外の4人のメンバーたちは、最初のセクションからの同じグループメンバーで、本当に仲のよい4人組なのだという。普通は、最初のセメスターで一緒になったあとは、皆ばらばらになるのだが、彼らは皆で相談し、同じクラスを取り続け、そのたびにまたグループを作って、一緒に勉強してきた、いわばマブダチグループなのだ。
さらに話を聞くと、今回のプロジェクトに参加するために、みんな随分苦労したのだという。4人は同じグループでこのプロジェクトに参加するために、コーディネーターのロジャースのところに、セメスター前に何度も足を運び、根回しをし、ブライアンはクライアントのABC社の重役に何度かコンタクトをして、アサインしてもらうように、お願いしたりしていたのだという。
僕みたいな人間が混じっているのが、なんとも申し訳ない気分だ。
ついに、第一陣の4人が日本に行く日が来た。毎度のことながら、日本に行く前は、アサイメントの整理などで本当に忙しい。くたくたになって、出発の朝を迎えた。


ブライアンが、6時半に迎えに来ることになっていたが、時間厳守の彼が一向に来ない。電話してみると、昨晩の雪で、トランクが凍結して開かなくなり、20分も格闘していたとのこと。7時前にダンボール3箱を含めた、スーツケース数個を積み込み、空港に向かった。ダンボールの一つはローレンが昨晩のうちに運んでくれていたので、本当に助かった。
8時に空港に到着。エリックとローレンは先に到着していて、僕らを待っていた。ローレンの横には、奥さんと息子のリンカーン君もいて、見送りかと思いきや、奥さんたちは家を探しにカルフォルニアに行くのだという。アップルからオファーを貰っている彼は、カルフォルニアに引っ越す予定なのだ。
無事にチェックインを済まし、9時半に飛行機はロスへ向けて出発。やれやれだ。
ロスでは、散々ぐるぐる歩き回った挙句、ようやくシンガポール空港に到着。帰路が心配になった。
このシンガポール航空なのだが、本当にびっくりした。我が家はマイレージの関係で、Unitedしか使ったことがないのだが、ここまでサービスが違うか、と思うほどびっくりした。

・まず、機内の乗り込み、出発してすぐに、暖かいタオルお手拭が出てきた。これが、日本人には何ともうれしい。顔を拭いてサッパリ気分爽快。
・食事は、まずメニューが配られて、日本食かインターナショナルかが選べる。この日本食が美味しい。冷たいおそばに、かつおのたたきを食べた。ユナイテッドの「チキン or ビーフ」とは大違いだ。この食事にはデザートにアイスクリームまでついてきた。
・食事を食べて少したって、小腹がすいてきたなーと感じていたら、なんとスナックにチキンのラップを持って来てくれた。これがまた美味しい。
・さらに、なんか甘いものやちょっと重たいものはもう食べたくないなぁ、と感じていると、今度はリンゴを配ってくれた。
・そしてまた、日本食とインターナショナルのどちらかを選べる食事が出てきて、日本に到着する少し前には、暖かいタオルお手拭が登場。
海外から日本に帰る日本人のことを知り尽くしたようなサービスに、ただひたすら感動。ああ、もうユナイテッドには乗りたくない。もうチキンステーキとブラウニーはウンザリだ。


