受験を決意するまでの経緯の最近のブログ記事

職場の上司にうちあける

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 覚悟を決めた僕は、まず上司の山口さんにメールを送った。

山口さん、
いろいろ将来のことを考えたのですが、夏から留学することにしました。つきましては、今後の進展について、ご相談させて頂きたいのですが。

すぐにメールが返ってきた。

人生には2種類の後悔があります。
一つはやっておけばよかった、という後悔で、
もう一つはやらなければよかった、という後悔です。
今度、飯でも食べながら話をしましょう。
山口


山口さんは僕が働いていた会社の直属の上司で、大変有能な方だった。元々日本総研出身のIT コンサルタントで、ソフトでありながら鋭い語り口、構想力、人望、リーダーシップのスタイルなど、私の仕事の上での師とも呼ぶべき人だった。

数日後、山口さんは僕を鮨屋に連れて行ってくれた。事情を説明すると、

「そりゃお前、挑戦しなきゃ駄目だよ。」

そう言って、僕の決断を了承してくれた。本当に有難かった。


byumba_1186728363_1.jpg このときに山口さんの経歴をいろいろと聞く機会があったのだが、これが大変面白い。山口さんは大学を卒業後、日本総研で数年働いていたが、何年かすると無償にリセットボタンが押したくなったのだという。そして、次に働く場所も見つけないまま、退社してしまったのだという。それから、何と3 年間も無職のままいたらしい。

「何をしていたんですか?」と聞くと、

「毎日美術館や、国会図書館に入り浸って本をむさぼり読んでいた」という。

そして3 年ほどたったときに友人から

「お前はいつまでそんな生活をしているんだ。」

と言われて、半ば強制的に現在の会社の採用面接に行くことになり、現在に至るのだという。

「商社っていうのは、いいね。こんなおかしな経歴の人間をやとってくれるんだから、本当に懐が深いと思うよ。まあ、やらなければよかった、という後悔にならないように頑張れよ。」

そういって、僕を送り出してくれた。


山口さんの上司の社長にも呼ばれたが、

「お前に一体いくら投資したと思っているんだ。会社としては冗談じゃないぞ。しかし、個人的には理解できる。」

そう言ってもらえた。社長が元々日商岩井出身で、海外経験が長かったことも、理解して頂いた背景にあったように思う。


そんな訳で、僕は2006 年の4 月31 日に3 年間働いた会社を退社した。ついに、途中下車のできないジェットコースターは動き出してしまった。


プロフィール


明治大学政治経済学部卒業。帝人グループを経て、現在ブリガムヤング大学経営大学院マリオットスクールMBAプログラムに在籍。上司であるCEO(超・偉い・奥さん)と、新入社員(子供)二人の4人家族。 このブログは、まだ小さな2人の子供たちに、将来本にして贈るために書いています。


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