Final Project その1Brand ManagementのBrand Audit
つい先ほど、最後のセメスターのアサイメントがすべて終了した。今セメはファイナルが一つもない、という前代未聞のセメスターだったが、その代わりにすべてのクラスでプロジェクトが見白通しで、最後はプロジェクトとペーパーのラッシュだった。

といっても、どのプロジェクトもチームプロジェクトだったので、個人の負荷というのはかなり軽減されていて、非常に楽だったのだが。
Brand Managementの最後のプロジェクトは、Brand Auditと呼ばれるものだった。グローバルブランドランキングトップ100社の中から一社を選んで、そのブランドを監査する、というもの。僕らが選んだブランドはSONYで、僕は今後の仕事のこともあり、非常に勉強になった。
ソニーといえば、デジカメやTV、プレイステーションなど、コンシューマーエレクトロニクスの分野が有名だが、どういう訳か、この分野の競合である松下やサムソンなどとは異なり、映画や音楽を手がけていたり、銀行や保険、決済サービスなどファイナンシャルサービスも参加に収めている。
なぜか。それは、SONYのブランドのコアをなすコンセプト(ブランドマントラ)は、イノベーション、テクノロジー、そしてエンターテイメントだからだ。特に、最後のエンタテイメントというのは重要で、ソニーはこのコンセプトを、ハードとソフト(コンテンツ)のビジネスを行うことによって実現しようとしている。
しかし、これは一長一短で、いろいろなシナジーを期待できる半面、会社としてのフォーカスがぼやけ、結果的にそれぞれの分野でのマーケットシェアの下落などに繋がったりしている。
また、これはソニーのジレンマの一つだと思うが、ハード機器メーカーとしては、すべてのソフトに対して中立でなければいけない反面、ソフトメーカーとしては、販売チャネルや再生機器などに対して独占的な取り扱いを求める傾向がある。これが、SONYが、Sony Musicを持ちながら、iTuneのような店をつくれなかった理由の一つではないかと思う。いや、Sony Musicを持ちながらではなく、持っていたからこそ作れなかったのだ。iTuneのような店を始めたら、競合の製品も自社のものと同列に扱わなければならないのだから、Sony Musicはきっと大騒ぎするのだろう。
いずれにせよ、今後Sonyは様々なジレンマや課題を抱えながらも、イノベーション、テクノロジー、そしてエンターテイメントの3つのコンセプトの元にさらに事業を進めていくに違いない。トータル・エンターテイメント・カンパニーを目指して。
ファイナルプレゼンテーションのスライドの一部

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