天才カウエ君と再会した話
先日MTCで働いていると、セス君が話しかけてきた。

セス君 「ケンジ君はカウエ君を知っていますか?」
僕 「知ってるよ。」
セス君 「こないだ偶然キャンパスでカウエ君と再会したんですよ。」
僕 「え、彼BYUで何してるの?」
セス君 「教授の一人ですよ。」
僕 「えええ!?!?」
BYUでは、すべての教授や講師の情報が、経歴や実績とともに紹介されているのだが、YUのサイトを探してみると、あったあった、彼のプロフィールのページが。

なぜ僕が、彼が教授だと聞いて驚いたかというと、彼の年齢は、なんと28歳なのだ。それで、もうPh.Dを取得して、教授の一人として2年前から働いている。
彼の専門である生物学で、普通何年かかるかというと、まず、学士号をとるのに4年、修士で2年、そして博士号で6年だ。普通の人は、12年かかるところなのだが、彼はその半分くらいの期間ですべてのプログラムを終えている。
そもそも、僕が初めて彼に会ったのは、今から10年前、九州で働いていた頃だったが、当時19歳だった彼は、その当時で既に大学を卒業していた。中学か、高校かよく分からないが、あまりに賢かったため、3学年飛び級し、18歳で大学を卒業し、その後Missonaryとして九州に赴任したというわけだ。当時もその天才振りを発揮していて、日本に来て3ヵ月後には、完璧な日本語を、豊富なボキャブラリを使って流暢に話していた。
しかし、彼について特筆すべきなのは、その謙虚な人柄で、やわらかい物腰と、落ち着いた話しぶりに、誰も彼が20代だとは思えないだろう。
連絡を取ると、じゃあランチに行こうということになって、さっき彼のサイエンスビルディングの中にある彼のオフィスを訪ねてきた。
10年ぶりの再会だったが、外見も、雰囲気も、まったく変わっていなかった。オフィスの中には、生物学の教授らしく、いろいろな生き物の漬け物(?)がおいてあった。
10年前のこととか、帰還後の生活、近況などを報告し合い、楽しい時間を過ごす。食事は、BYUの近くのアジアンヌードルのお店に行った。お金を払おうとすると、彼に止められた。
カウエ君 「生徒にご馳走するのは、教師の役割だから。」
とのこと。3歳年下の友達にご馳走してもらったのは初めてだ。ありがとね。カウエ君。
特別な理由がない限り、このままBYUで研究を続けるということだったので、将来僕の息子が彼から教わる機会があったら面白いのに。
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