チャンスはピンチの顔をしてやってくる ─35歳までに必ずやるべきこと

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HTbookCoverImage.jpg僕には、4人の兄弟がいるのだが、一番下の妹の理恵は実家に住んでいる。勉強嫌いを自称する妹だが、今朝、「面白い本があるのよー。」と貸してくれたのが、『35歳までに必ずやるべきこと ―運をつかむ人になれ』。

200ページくらいの新書で、重茂達(おもいとおる)という方が著者なのだが、彼の歩んできた人生が面白い。


重茂さんは、若いころに両親と死に別れ、高校を卒業後NHKに事務職員として就職し、働きながら夜学で大学に通うという境遇の中からキャリアを出発した。そして、夜間大学を卒業したのと同時にNHKを飛び出し、小さな印刷会社や、煮干しの行商(!)などを経験した後、25才で外資系のIMSに転職。28才で外資系企業の100人の部下のいる部門の部長になり、35才でその企業の子会社の社長になるという人生を歩みました。

そして、45才の時に、人生で7つ目の会社として外資系人材派遣会社を全くゼロからたった一人で立ち上げるという仕事に取り組みました。 16年半後の2001年12月には、このアデコキャリアスタッフ㈱が約1,300億円の売上げ、常時派遣就労スタッフ35,000人という日本のトップ企業となるところまで育て上げました。

今は、計画通り、社長職を引退し、若い後進に道をゆずり、自身は経営サポートサービス㈱を設立して、後進の指導にあたっている。


そんな彼は、自分のことを「運がいい」と呼んでいるのだが、なぜ人生の節目節目で、幸運をつかみ取ることができたのか、その秘訣を紹介している。が、内容は奇をてらったものは何もなく、正論中の正論をぶつけてくる。非常に面白くて、気がついたら(借りた本なのに)折れ線がたくさんついてしまった。。理恵、すまん。


以下、面白かったところの抜粋。


「人のやったことはやれることの百聞の一にすぎない」
日本のエジソンと言われた豊田佐吉の言葉です。私たちはやればできることをやっていない。仕事の面でもそうです。(P47)


人生のレースは長いのです。いまは負けていると思ったり、敗北感を感じたりする必要は少しもありません。プラス思考で夢を持ち、願望の実現を信じ、努力を惜しまず明るく元気に生きる。すると幸運の女神は必ず微笑んでくれます。それを信じることがよい人生そのものなのです。(P53)


他人と仲良くしようと思ったら、まず自分とうまくやれる自分になることです。(P77)


人生とは自分でシナリオを書き、自分で演出監督をして、自分が主役を演じる芝居のようなものです。あくまで自分が主役であり、会社で仕事をするのも芝居の一コマです。自分でシナリオを書かないと、他人の書いたシナリオでわき役を演じることになるかもしれません。それでもかまわないのでしょうか。(P85)


つまり「自分で解決できる」と「思いがけない形で…」をセットで考える習慣をつけておくのです。これを問題解決の奥の手として心に秘めておくと、いかなる劇的な事態が持ち上がっても冷静に対処できるようになります。(P100)


(注意や忠告をされたら、)素直に耳を傾けて「よく言ってくれた」と感謝する。これが正解だと思います。注意され、反省することによって、自分が一つ進歩するきっかけが得られるからです。(中略)怖いのは、注意をされないことです。その人は、もう見放されているかもしれないのです。(P110)


悪口は言わないに限ります。なぜかというと、言葉には力があるからです。言葉の影響力は、聞かされるほうよりも、自分自身に与えるほうが大きいのです。悪口は尾ひれがついて、相手に伝わる可能性があります。細かいニュアンスが消され、オリジナル以上に悪意のこもった言葉になってしまうため、相手との関係は極度に悪化します。・・・悪口というものは、すべて自分に返ってくるのです。(P114)


ちょっと長くなってしまったが、最後の悪口についてのメッセージについては、本当に頷いてしまった。僕も同じようなことに、昔気づいたのだが、高校生のころ、周囲の友達をよく観察すると、陰で人の悪口を言う人ほど、その人も別の人から影で悪口を言われている。逆に、悪口をまったく言わない人は、ほとんど人から言われない。

つまり、自分の口からでたものが、そのまま自分に帰ってきているので、僕はひそかにこれを 「ブーメランの法則」と呼んでいた。悪口というのは、本当に面白いもので、陰でいったつもりでも、なんらかの形で必ず相手に伝わり、そして自分に返ってくるのです。


彼のメッセージを読むと、成功には裏技や近道がないことが、はっきりとわかります。そして、これが彼の幸運を引きよせ、長続きさせるための5カ条だそうです。

1.何でもよい方向に考える
2.良いと思ったことは続ける
3.人に倍する努力を怠らない
4.自分は運がよいと思う
5.すべてに感謝の気持ちを持つ

よい本との出会いは、よい人の出会いと同義です。よい出会いをくれた妹に感謝です。




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    明治大学政治経済学部卒業。帝人グループを経て、現在ブリガムヤング大学経営大学院マリオットスクールMBAプログラムに在籍。上司であるCEO(超・偉い・奥さん)と、新入社員(子供)二人の4人家族。 このブログは、まだ小さな2人の子供たちに、将来本にして贈るために書いています。


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