東京大空襲とIT Management (続)

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けんさんと相談した結果、実際にビデオを見たけんさんが教授にアポを取って話をしにいくことに。月曜日の午後にけんさんは教授を訪問したのだが、やっぱり教授には悪気は全然なく、ひたすら平謝りだったらしい。

もう二度と例のビデオをクラスで使わないという約束を取り付けて、この件は終了。

教授の話だと、もし今回のフィードバックがなければ、僕がいるSection1でも、翌日にこのビデオを見せる予定だったという。本当によかったと思う。


しかし、この件は人によって本当に反応が違う。

アメリカ人の元チームメイトのアダムに話すと、やはり真珠湾攻撃のことを持ち出されて、カウンターアタックを受けたし、韓国人のカイルと話したときは、こちらの意見を支持しつつも、やっぱり日本軍が韓国や中国にしてきたことを出された。


結局、今回の件の最大のTake Awayは、物事は、必ず多面的に見る必要がある、ということだと思う。勝者の影には必ず敗者がいるわけだし、加害者の向こう側には被害者がいる。大切なのは、どちらの立場も考えることができるバランス感覚で、たまたま今回の件に限っては、教授は一方の見方しかできなかった、ということだと思う。

教授の名誉のために言っておくと、僕の感じる限り、このIT Managementの教授は温厚な大変よい人で、クラスも非常に面白い。明日はわが身。人を非難する前に、僕も、気をつけよう。


教授に抗議にしに行ってくれたけんさん、嫌な役を引き受けてくださり、本当にありがとうございました。


・・・・・・・・・・・

(追記)

今回のエントリに対し、春に卒業した林田Bと、国際結婚をしたひとちゃんからメールをもらいました。


それから、ITの太平洋戦争に関するブログをみました。実は私も昨年全く同じ気持ちを感じて、よっぽど途中で教室を出ようかと思うぐらい不愉快だったことを思い出しました。たしか、ほかの2年生にも話したのですが、あまり気にしていなかったようなので、自分が長崎で暮らしたことがあるなど、小さいときから戦争が身近だったので、神経質になっているのかなと思って、教授に抗議には行きませんでしたけど。やっぱりそうだよね。ITを語るのに、日米戦争を出すのはちょっとそれでなくてもいい感じがします。たしか、Ethicsのクラスで、ユダヤ人虐殺の本を読まされたけど、ドイツ出身のクラスメートも複雑な表情をしていたのが気になりました。このような歴史の陰な部分は難しいですよね。われわれも、韓国や中国の人に対して、日本人として発言や振る舞いは気をつけないといけないと思います。
林田


まったくその通りですね。しかし、バックグランドの影響は大きいですよね。僕の社長のおばあちゃんは、ひめゆりの生き残りです。戦争の悲しみを語りつく彼女の子孫として、今回のことは絶対に許せないことでした。

また、これが国際結婚をしたひとちゃんからのコメント。


ブログ読みました。
なかなか考えさせられる記事でコメントせずにはいられなくなりました(笑)。

国際結婚をした私ですが、やはり戦争の話はとてもセンシティブです。
第二次世界大戦の話になるとわたしは東京大空襲や広島長崎原爆の話をし、どれだけ日本が被った犠牲がおおきかったかと話をはじめ、夫はパールハー バーの話を持ち込み、パールハーバーがなかったら、戦争はここまで大きくならなかった、といい、二人で、「こんなこと話してもしかたないね」ということで 止めました。

お互いに中高などの社会科で学んだ知識くらいしかないので、同じ歴史を学ぶにしても、学んだ国によってこうも教え方が違うんだ、と思いました。

他国が集まっているクラスで戦争の話をするのは、やっぱり難しいですね。


戦争は加害者と被害者、そして勝者と敗者がいるわけですが、常に勝者の側の経験しかなく、被害者そして敗者としての経験が乏しいアメリカは、弱者や被害者の気持ちが理解できない、ある意味かわいそうな国なのかもしれません。

さて、日本を加害者として考えたとき、私達は本当に韓国や中国の人たちの気持ちを理解しているでしょうか。もし本当に理解しているなら、総理大臣が靖国神社への参拝なんて、しないと思うのですが。。

今回の件は、本当にいろいろと考えさせられました。


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