見晴らしのいい場所に行け
Amazonの書評で評価の高かった、『ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶかこの本は、ウェブ進化論の著者である梅田望夫氏の著作で、ウェブ進化論完結偏、と銘打っている。ウェブ進化論が、ネットの世界で進行している地殻変動にフォーカスを当てていたのに対し、この『ウェブ時代をゆく』は、「ふーん、それじゃ、オイラはどうしたらいいの?」という個人が持っておくべきマインドや、アクションについて触れてる。
この本に書かれていることは、僕個人としても、今某ネット企業でインターンシップをさせて頂いていることもあり、大変興味深い。中でも面白かった三つのキーワードについての箇所を抜粋。
これから高速道路を走る若いネットアスリートたちに、私がシリコンバレーで学んだ三つの言葉を贈りたい。「Only the Paranoid Survived」、「Euntrepreneurship」、そして「Vantage Point」だ。
「Only the Paranoid Survived」は、私がシリコンバレーでいちばん尊敬する経営者アンディ・グローブの言葉だ。・・・彼の座右の銘がこの「Only the Paranoid Survived」という言葉である。「病的なまでに心配性な人だけが生き残る」。そのくらいの緊張感で事に処する者だけが、厳しい競争を生き残ることができるという意味だ。
二つ目の「Euntrepreneurship」。アントレプレナーシップの真髄とは、「自分の頭で考え続け、どんなことがあっても絶対にあきらめない」ということに尽きるのだ。「勝った者」とは「勝つまでやった者」なのである。・・・対象をどれだけ愛せるか、どれだけ「好き」なのかという「好きということのすさまじさ」の度合いが競争力の源泉となる。「The only way to do great work is to love what you do」は、アップル創業者スティーブ・ジョブスの言葉だが、この「Love」という強い言葉にアントレプレナーシップの真髄が詰まっている。
三つ目が「Vantage Point」だ。「バンテージポイント」とは「見晴らしのいい場所」という意味。その分野で最先端で何が起きているかを一望できる場所のことである。そこに行けば、同じ高速道路を疾走して来た人とも出会って切磋琢磨できる。
『ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか』96頁より引用
三つの中でも、バンテージポイントに行け、というメッセージは、なるほど、と思う。1月にシリコンバレーに行った時は、アップルやグーグル、シスコなどを回ったが、どの企業も世界を変革しているトップランナーとしての、自信と気概に満ち溢れていた。
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