アメリカにおけるキャリアの柔軟性

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ホブセン教授が教える管理会計のクラスは前回が最後だったが、最後のコマである今日は、ゲストスピーカーの話しを聞く、といったものだった。

ファイナルの週で皆忙しいこともあって、皆参加しないだろうと思っていたら、前日に次のメールが教授から届いた。


Attendance incentive for tomorrow's MBA 502 class

Let’s call a spade a spade and admit that this incentive is nothing less than a bribe!  In order to encourage your attendance at tomorrow’s class with Bill Davidson, I will give every student who attends 10 points and drop your next lowest quiz score.  In other words, you get to replace a fourth quiz (we are already dropping three quizzes) with a perfect “10.”  Shameless, I know, but (hopefully) effective!

Scott Hobson


要するに、明日のクラスの参加すれば、10点が無条件で貰える上、今までのクイズの中で最も点数が悪かったものを落としてくれるというのだ。

Shameless, I know, but (hopefully) effective!
確かにこれは卑怯だ。それは認めよう。しかし、同時に効果的なはずだ。)」という教授の言葉の通り、クラスに出てみると、皆が出席していた。

ゲストスピーカーはビル・デビットソンという人なのだが、彼はBYUのアカウンティングプログラムの卒業生。面白いのはその後の彼のキャリアで、BYUのアカウンティングの卒業生の大多数は、監査法人に行くのがお約束になっているにも関わらず、彼はそのまま起業家になる道を選び、バッファローの肉を売るビジネスをしていたのだという。

その後、人生このままでいいのか、という考えが浮かんできたビルは、シカゴ大学のMBAに進学し、卒業後はトラクターを売る会社に就職し、現在に至る。


講義では、彼が実際に携わっている管理会計の話しがひたすら続くのだが、僕が再認識したのは、アメリカにおけるキャリアの柔軟性。

アメリカでは、サラリーマン、独立起業、そして大学のそれぞれの垣根が驚くほど低く、人々は自由にそれぞれの3つの領域を行ったり来たりしている。

逆にこれが日本だと、これら3つの領域の断絶は、アメリカよりもずっと大きく、一度サラリーマン・ロードを踏み外してしまうと、なかなかその道に戻ってこれない。起業する、といったら命がけだし、会社を辞めて大学に戻る、というと、MBAやロースクール以外は、相当奇異な目で見られる。なんとも窮屈なものだ。




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    明治大学政治経済学部卒業。帝人グループを経て、現在ブリガムヤング大学経営大学院マリオットスクールMBAプログラムに在籍。上司であるCEO(超・偉い・奥さん)と、新入社員(子供)二人の4人家族。 このブログは、まだ小さな2人の子供たちに、将来本にして贈るために書いています。


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