多く与えられる者は、多く求められる ─ CIS奨学金創始者、カードン氏登場

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CIS (Cardon International Scholarship)。それは、あらゆるビジネススクールの中で、最も太っ腹な奨学金制度とも言える、BYU MBAプログラムが誇るプログラムだ。

こ の奨学金の対象者になることができれば、2年間の学費、教科書代、保険が無償で支給され、さらに生活費も半額だけ返還すればよい、という驚くべきレートで ローンが組める。つまり、総額500万円をプログラムが支払い、返還は150万ほどで済んでしまう。が、その代わり、奨学金を受ける生 徒は、必ず卒業後の自分の国に帰らなければならない、という義務が発生する面白い制度だ。


この奨学金制度を作ったのは、その名の通り、カードン 氏というブラジル人。元々はブラジル人学生を支援するために創ったのらしいのだが、あり難いことに、他の留学生達にもその範囲を広げ、現在の形になってい る。ちなみに、CIS奨学金の生徒は合計で30名前後いて、日本人5人中、僕を含む4人がこの奨学金を受けている。


このカードン氏が、先週の金曜日に、マリオットスクールにやってきて、CISの生徒達に話しをしてくれた。

話しのテーマは「stewardship」。

「stewardship」という言葉は、日本語では聞き慣れないが、訳すと管理責任とか、報告義務といった言葉になる。カードン氏は、話しの中で、この「stewardship」という単語を何度も使い、CIS奨学金の責任と義務を説いてくれた。

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BYU MBAプログラムのミッションとは何か?

BYU MBAプログラムの目的は非常にシンプルです。このプログラムは、末日聖徒イエス・キリスト教会から、多大な財政的な支援を受けています。ですから、この 教会のミッションがこのプログラムのミッションになるのです。そのミッションとは、「Build the kindom of God」です。

これが意味することは、人々に奉仕し、仕えるということです。私たちは、多くの才能、お金、そしてビジネスの機会に恵まれています。それらのものを、自分のためでなく、世の中をよりよい場所にするために使わなければなりません。


CISの目的とは何か?

CIS プログラムの目的とは何でしょうか?それは、地域社会に貢献するリーダーを育成することです。特に、アメリカ合衆国以外の国におけるリーダーの育成を目的 にしています。その意味で、皆さんは卒業後、必ず、自分達の国に帰国する必要があります。これはオプションではなく、この奨学金を受けている皆さんの義務 です。


自分の生い立ちについて

私はは、ブラジル人です。若い頃、BYUのアカウンティングプログラムの学生でした。卒業後は、デューク大学のロースクールへ進学しましたが、実家の父親が 病気で倒れ、ロースクールを中退し、家業を手伝うことになりました。父親がなくなった後は、自分でビジネスを大きくし、石油関連の事業で成功を収めることができたのです。そして現在、他の支援者達と共に、このCISプログラムを軌道に乗せることができました。


幸福な人生を送るために

私は、ビジネスで成功はしてはいるものの、不幸な人をたくさん知っています。自分の欲のためだけに生きれば、人生は不幸でつまらないものになります。皆さんには、そうなって欲しくはありません。

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カードン氏のメッセージの中心をなしていたのは、「多く与えられる者は、多く求められる」という人生の原則だったと思う。

僕が他の人よりも多く受けているかどうかは、まったく分からないし、分かるすべもないが、重要なことは、僕が今まで受けてきたものに対して、僕自信が責任を負っている、ということだ。特に、ほぼ無償で大学院で学ぶ、という機会を与えられたことに対しては、多くのドナーの方々の期待に応える人生を送る義務があると感じた。

カードンさん、本当にありがとうございました。


日本人学生とカードン氏
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CISの生徒たちとカードン氏
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  • プロフィール


    明治大学政治経済学部卒業。帝人グループを経て、現在ブリガムヤング大学経営大学院マリオットスクールMBAプログラムに在籍。上司であるCEO(超・偉い・奥さん)と、新入社員(子供)二人の4人家族。 このブログは、まだ小さな2人の子供たちに、将来本にして贈るために書いています。


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