アメリカの景気後退と世界恐慌へのシナリオ

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サブプライムローン問題に揺れるアメリカ。IMF・国際通貨基金は、アメリカの低所得者向けの住宅ローン、サブプライムローンの焦げ付きの拡大により、世界各国の銀行や保険会社などの損失があわせて78兆円(!)にも及ぶことを発表した。


最近もベアスターンズが5000億円以上の赤字を計上し、JPモルガンに買収されることが決まった。ここまでは対岸の火事なのだが、このタイミングに合わせ、先日為替相場で、ついに1ドル100円を切った。

半年ほど前は1ドル=120円近い値段だったので、本来なら、日本から円をアメリカに持ち込もうとしている僕らにとっては、円高はうれしいところなのだが、理由が日本の経済が強くなっているわけではなく、アメリカの信用不振によるのが理由なので、手放しで喜べないところがある。

ここ半年の、円・米ドルの為替相場の推移
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恐慌へのシナリオ

このアメリカのサブプライムローン問題が、どのように日本経済に影響を与えるのか。素人がイメージできる範囲で考えてみると、次のようなシナリオが予想できる。

まず、今回の円高。この傾向が進むと、日本の輸出企業が大打撃を受け、これらの企業の株価と業績が下がる。これらの株価が下がると、これらの企業の株を保有している投資家達が損失を受ける。また、業績が下がることによって、輸出企業の従業員の給料が下がり、消費がこのグループを中心に冷え込む。

そして、景気に対する不信感が広がると、一般の消費者の行動にも影響が出始め、人々はお金を消費しなくなり、国内企業の業績も下がってゆく。こうなってゆくと、経済が負のスパイラルに陥り、アリ地獄のように出口がなくなって、恐慌が始まる・・・。しかも、世界規模で。


こういったシナリオが単なる憶測だといいのだが、アメリカのダウも、日経平均も、円高に合わせて下降傾向がずっと続いていて、現実味をますます帯びてきている。

ここ半年のダウ平均株価の推移
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ここ半年の日経平均株価の推移
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こういったことを考えてゆくと、いろいろな意味でのリスクヘッジの重要性をますます痛感してくる。どういう訳か、MBAではマクロ経済は勉強しないが、今後は、必須の科目の一つだと思う。いずれにせよ、これから世界経済がどうなってゆくのか、目が離せません。



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    明治大学政治経済学部卒業。帝人グループを経て、現在ブリガムヤング大学経営大学院マリオットスクールMBAプログラムに在籍。上司であるCEO(超・偉い・奥さん)と、新入社員(子供)二人の4人家族。 このブログは、まだ小さな2人の子供たちに、将来本にして贈るために書いています。


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