ブランドにはご用心 ─GAPとバナリパに見る日米の価格比
先週末、社長(妻)から毎度の「ねぇ、今日どこいく~?」の問いかけの後、目をキラリと光らせた社長がのたもうたのは、「今日はPark Cityのアウトレットモールにいこう!!」
の一言。いつも通り、トップダウンでその日のスケジュールが決定し、Park CityのTanger アウトレットモールに向かうことに。
このTanger アウトレットモールは、全米に約20箇所のアウトレットモールを運営する会社で、あり難いことに、ここユタのパークシティにもモールを展開してくれている。プロボからは、車で1時間半弱。
社長の狙いは子供服で、このTanger アウトレットモールに行くと、数千円するOshKoshやカーターズなどのブランド子供服が、数百円で購入することができる。もちろん、大人にもコーチを始めいろいろな店があるのだが、僕の興味はバナリパ(Banana Republic)のみ。結局、ここで、家族用に、4月帰国時のお土産と、自分達の服を数着購入して夕方に帰宅した。
アメリカに住んでみると、洋服の価格差には驚くばかりだ。前述したバナリパに関して言えば、僕は2本のバナリパのジーンズを持っているが、いずれもセールのときに日本円で2、3千円くらいで購入したもの。これが日本の店に並ぶと、いずれも1万6千円もの価格に大化けするのだがから、開いた口がふさがらない。
GAPにしたって、日本の原宿の一等地に店を構えて高い値段で服を売っているが、アメリカでのGAPの位置づけは、本当に単なる大衆ブランドで、ユニクロと同等くらいのもの。アメリカのGAPでは、とても日本のようなお高いイメージは存在しないし、価格も、定価で日本の半額に近い値段で販売されている。
ここに、「ブランド」のマジックが存在する。日米でGAPの「ブランド」認識に違いがあるのは、それを仕掛けたマーケッターがいるからだ。どの企業も、自分の商品を新しいマーケットでできるだけ高く売りたい訳で、そのために「ブランドイメージ」という魔法の杖を使って、自社の商品がこの(高い)価格に見合うものだ、という認識を意図的に作り出そうとしている。GAPは最初に日本に入ってくるときに、間違いなく、アメリカでのポジションよりも高いポジションを狙って、マーケティングを仕掛けたに違いない。
原宿の一等地の賃貸料は、恐らく目玉が出るくらい高いと思われるが、原宿のGAPで買い物をする人は、自分たちの購入した商品の値段に、賃貸料がしっかり上乗せされている事実を認識したほうがいいかもしれない。ブランドにはご用心です。
とは言うものの、日本人はブランドに弱いもの。僕も、貧乏ならがら、セールのときを狙って、バナリパやアバクロの服をちょこちょこと買い集めてたりするわけです。苦笑
さて、日本にいる人が気楽にユタに買い物に来るわけにはいきませんが、バナリパを安く購入したい人がいたら、ラスベガスのプレミアムアウトレットモールに行くといいと思います。結構でかい店舗が入っています。
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