2008年2月アーカイブ

51621J4CTVL._SX320_SY320_.jpgミッドタームがあっさり終わり、1日のんびりしていたのだが、後半から始まる2クラスをよくチェックしてみると、どちらも宿題の量がすごい。昨晩も気が付けば夜中の2時までラウンジでリーディングの課題と格闘していた。

「企業倫理」「企業戦略入門」の代わりに始まったのが、「マネージャル・アカウンティング」「企業戦略2」の2クラス。「企業戦略2」のクラスの教科書は、かの有名なクレイトン・クリステンセン教授(ハーバードビジネススクール教授)の著書、「イノベーションへの解」。この本は、経営書としては異例のベストセラーとなった「イノベーションのジレンマ」の続編にあたる本。

イノベーションのジレンマでは 顧客の意見に熱心に耳を傾け、新技術への投資を積極的に行い、常に高品質の製品やサービスを提供している業界トップの優良企業が、なぜその優れた経営のために失敗を招き、トップの地位を失ってしまうのかを説明している。

それに対し、イノベーションの解では、「大企業がジレンマに陥る理由はよく分かった。じゃあ、どうすりゃいいんだ!」という問いに答えるもので、解決のための具体的な施策を説明している。

クラスでは、この教科書と、教授が準備したマイケル・E・ポーター教授などの記事を読み勧めながら、企業戦略についての講義を受けてゆくことになる。


ちなみに、このクレイトン・クリステンセン教授は、前ハーバードビジネススクール学長のキム・クラーク氏と同じくモルモンで、教会でもArea Seventyとして働いている。キム・クラーク氏は数年前にBYUアイダホ校の学長なり同校を去ったが、クリステンセン教授もいまにお呼びが掛かるのではないだろうか。せめて卒業する前に、マリオットスクールに講演しに来て欲しいものだ。


しかし、このイノベーションへの解はなかなか難解で、林田Bが日本語版を貸してくれたので、何とか昨晩のうちに読み終えることができた。ありがとうございました。
2003905696.jpg先週から今日までは、今セメスターの山場で、ミッドタームの期間だった。テストが5科目ほどあり、狂ったように忙しかった最初のセメスターと比べて、今回は「企業倫理」と「企業戦略入門」のたった二つ。

この二つのうち、「企業戦略入門」は、エアバスVSボーイングのケースを分析して、グループでペーパーを提出する、というものだった。この通称「エアバスケース」は、1年次の冬セメスターの中でも有名なタフなケースで、たすく君の言葉をかりると、「エクセルがすごいことになりますよ~」というくらい、エクセルを駆使した分析が必要になるアサイメントだ。


ボーイングは、世界の航空宇宙業界をリードしているアメリカを代表する航空会社で、日本の航空会社の多くも、ボーイング社の製造した飛行機を採用している。

一方エアバスは、1960年代から続く、アメリカ企業の世界的な旅客航空機市場の独占に対して危機感を抱いた欧州連合によって、1970年にフランスのアエロスパシアルと西ドイツDASAが共同出資し設立された企業。エアバス社が、圧倒的なシェアと実績を持つボーイング社に対し、新製品の開発によって「宇宙(そら)」の覇権を掛けた戦いを挑む、というのが今回のケースで、エアバスVSボーイングは、まさに、アメリカ対欧州連合の、国家の威信をかけた壮絶な戦いの縮図ともいえる。


今回のケースは、エアバスが「A3XX」という新型の航空機を開発するか否か、またそれに対してボーイングはどのように対応すべきなのか、NPVとゲーム理論を駆使して分析を行う必要があった。

分析の結果、焦点となるのは、需要予測とコストの下落率であることが分かった。ボーイング社の需要予想が400機であるのに対し、エアバス社の需要予測は1500機。NPVを計算すると、もしボーイング社の予測が正しければ、エアバス社は新型の飛行機を開発すべきではないし、逆にエアバス社の予測が正しければ、当然製品を開発すべし、との結論が導かれる。

さて、どちらの数値が正しいのか。


結論から言うと、どちらも正しい、ということになる。なぜなら、需要というのは、自分達で作り出すものだから。よい製品を作り、一生懸命販売すれば、おのずと需要は増えてくる(もちろん、ある程度のレンジはあるが)。その意味で、エアバス社の予測は間違いではないし、逆に努力を怠れば、需要は伸びずにボーイング社の予測の数値に近づいていくだろう。コストの下落率にしても、自分達の努力によって、20%にでも30%にでも引き上げることができるはず。

つまり、このケースの最大のTake Awayは、「未来は自分達でつくるもの」ということ。環境分析は大切だし必要だが、最終的に自分達の未来を築き上げるのは、自分達の努力でしかない。偶然、ケースの課題を提出した後、グロービスのサイトで、ローランド・ベルガー会長の遠藤功氏の記事を読んだが、その中に通じる話が紹介してあったので、自戒の意味も込めて引用したい。


マザーハウスという会社があって、山口絵理子さんという20代の起業家がいる。世界の最貧国で、ジュート(黄麻)を使って、日本で売れるようなバッグを作っている。 (中略) 

ビジネススクールで分析したらその合理性は説明できない。早稲田のビジネススクールでケースとして取り上げた経験がある。バングラデシュで、ジュートを使って欧米など先進国で売れる商品を作れるか、可能性を検証しなさいという宿題を出した。GDPは低い、インフラは整っていない、カントリーリスクは高いと学生たちが分析するわけです。そしてみんなNOだった。こんなビジネスは成り立たないと。多分、私でもNOです。 でも彼女は現地で工場を建てて、従業員も雇って、日本で売っているわけです。これって何なのか。彼女の強靭な信念というのは、数十の軟弱な出来ない理由を駆逐した。

MBA的な知識を使えば、「出来ない」という証明はいくらでもできる。しかしそれは、「出来る、やる」という思いを覆すものではないということです。  自分は何をやりたいのか、何ができるのか、何を目指すべきなのか。腹から沸きあがってくる強烈な思いを常に意識して勉強してほしい。単に知識を詰め込んでも、ビジネススクールで学んでも、強い主観は見つかりません。自分の心の中で探すものです。

(ローランド・ベルガー会長の遠藤功氏)


300px-A380_Reveal_1.jpgさて、話をエアバスに戻すと、その後、エアバス社は2000年にこの「A3XX」プロジェクトの開発を開始し、2005年に初飛行を完了。このエアバスA380 と呼ばれる飛行機は、世界初の総2階建て、ターボファン4発の超大型旅客機で、完成披露時点ではボーイング747を抜いて、民間機として史上最大・世界最大の航空機となった。

エアバスも、自分達の未来を、自分達でつくりあげる道を選んだわけだ。さて、僕はどんな未来をつくろうか。

社長(妻) 「遠い未来の前に、まずは目の前の洗濯ちゃんとやってよね!溜まってるわよ!」
僕 「ヒーー!」

(そう、洗濯は僕の仕事なのです。。。)

金曜日は、MBAの家族向けの活動、チュービングの日。チュービングというは、車のタイヤのチューブを膨らませたものに乗り込んで、スキーやスノボの代わりにすべるという、子供にとっては何とも安全で楽しいスポーツだ。

プロボから車で30分ほど山を登ったところにスキー場があり、そこで活動は行われた。日本人MBA6家族は全員参加。MBA全体でも100名以上が参加するという、最大の家族向けのイベントだ。

驚いたことに、このスキー場にはチュービング専用のゲレンデとリフトがあり、チューブについている紐をリフトの棒に引っ掛けて、ゆっくりと上に上がってゆく仕組みになっていた。

100メートルほどの距離をチューブに乗っかって滑るのは、思った以上に爽快で、家族共々楽しい時間を過ごすことができた。

今回のイベントは、団体割引が効いて、大人が1人4ドルで格安だったので、また行きたいと思って聞いてみると、何と定価は「1滑り7ドル」とのこと。高い!!僕は5,6回滑ったので、これで40ドルくらいかかっている計算になる。また来年まで我慢することにします。。。


ロッジの扉には、ソルトレーク2002のマークが。
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チュービング用のリフト。数珠状になって、上へ上がっていきます。
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こんな感じで滑っていきます。え、このお方は誰か・・? こちらをご覧ください。
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次男・かなで
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先日、うちの社長(妻)から、トップダウンで僕に指令が下った。

社長 「普通は100ドルする有名なソーシャルワーカーの講演会がタダで聞けるらしいから、社員2人のベビーシッターよろしく。MBAの奥さんの公式の活動なんだから、文句ないわよね。」

僕 「・・・・・・・」


そんな訳で、先週の木曜日の夜、社長(妻)は家に男共3人を置いて、外出。「面白かったわよ~」との言葉と共に、3時間後に戻ってきた。


ソーシャルワーカーとは、学校などで起きる学級崩壊や、いじめ、その他人間関係などの様々な対人に関わる問題に携わる仕事らしいのだが、今回の話は、これらのソーシャルワーカーの手法を子育てにどのように応用できるのか、と言う話だった。

社長はいくつかプリントを持ち帰ってきたのだが、実に興味深い内容だった。特に興味深かったのは、「Precision  Request Sequence」と呼ばれる一連のしつけの手法で、我が家でも、社員研修にすぐに試してみたいものだった。次がその「Precision Request Sequence」。

precision_request_sequence.jpgこのモデルの最大の原則の一つは、「子供は自らの行動の結果を見ることで、自分の行動を決める」といったことだ。

よいことをしたときは、褒めたり、ご褒美を上げることによって、自分のよい選択が、よい結果をもたらしたことを経験させる。

そして反対に、言うことを聞かないときは、Reductive Consequence と呼ばれる手法を使い(日本語に約すと、「減らし罰」とでも言うのだろうか)、実害がない程度に、ちょっと何かを減らして、自分の選択が悪い結果をもたらすんだぞ、ということをしっかりと経験させることにあるらしい。

例えば、我が家で使うとすると、「今日5分テレビを見る時間を減らす」とか、「おかしの量を5つから4つに減らします」とかいったことになるのだろう。ソーシャルワーカーの現場では、子供の携帯を5分間取り上げる、などの対応をしたことがあるという。いずれにせよ、ポイントは、すべて取り上げるのではなく、その中の少しを取り上げることが大切で、より効果があるのだという。


上の図を見ても分かるとおり、この方法は決して難しいものではない。しかし、継続することこそが、この方法の最大の難所なのだという。

福助再生

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昨日の夜、友人のいさむ君の妹君であるアイコ女史が、いさむ君から預かった本を、わざわざ届けにきてくれた。

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福助再生」。この本は、いさむ君のおススメの本で、読んでみたらいいよ、と貸してくれた。実際、とかなり面白い。福助は老舗の屈したメーカーで、2003年に経営悪化のため民事再生法を申請し倒産。その後伊勢丹のカリスマバイヤーとして名を馳せた藤巻幸夫を社長として招聘し経営再建を開始した。

51PVED2Y16L._AA240_.jpgこの本は、社長として再建を牽引した藤巻幸夫氏と、会長として藤巻氏を裏から支えたエクイティファンドの川島隆明氏が、再建の一部始終を語った本だ。藤巻氏が福助の再建を手がけていたのは僕も以前から知っていたが、実は、藤巻氏を含めすべてを裏で演出していた川島氏という人物がいたのは知らなかった。

著書の中では、2人が交互に執筆しているのだが、アーティスティックで芸術家のような藤巻氏と、ノースウェスタンでMBAを取得した金融業界出身の川島氏の2人の視点の違いは非常に面白い。

川島氏は、バックグランドから分かるように、数字や分析やロジックでビジネスを見ているのに対し、藤巻氏はビジネスを、彫刻か一つの大きな絵を描くかのように捉えている。きっと、藤巻氏にとっては、MBAで学ぶようなコンセプトは、頭ではなく、感覚で理解して自分のものにしてしまっているのだろう。


個人的に非常にいいな、と思ったのは、社長を引き受けるときの二人の会話。

川島氏 「一緒に、日本発の世界ブランドを創りましょう。」

藤巻氏 「本当に成功すると思いますか。」

川島氏 「成功するまで続ければいいのです。」

藤巻氏 「そうですね、成功するまで続ければいいんですよね。」


よし!僕も成功するまで続けよう!!(何を?・・まずはダイエットか。。)

イサム君、よい本を、どうもありがとうございます。

0761988521.jpg毎週月曜日と水曜日は、マーケティングリサーチのクラスしかない。

教科書は
Fundamentals of Marketing Researchという本で、この本は先生のスコット教授が執筆したもの。900ページ近くある大作で、スコット先生は自分の本ということで、この本を毎週PDFで生徒達に配布してクラスで使っている。もちろん無料(タダ)。MBAではこんな感じで自分の本を無料で学生達にあげてしまっている先生が少なくない。

僕の大学でも自分の本を書いている先生が何人もいたが、セコイことに、いずれも訳の分からん高価な教科書を生徒達に無理やり購入させて、毎年印税をかき集めていた。無料で生徒に配るなんて、聞いたこともない。ビジネススクールの先生達というのは本当に太っ腹だ。とはいうものの、僕は、やはりPDFだとつらいので、先日アメリカのアマゾンで購入してしまった。


さて、このマーケティングリサーチは、リサーチの基本概念や手法を叩き込まれる、マーケティングトラックの人間にとっては必修科目となっているクラスだ。

スコット教授によると、マーケティングリサーチは次の9つのプロセスを踏む必要がある。

1.問題を定義する
2.調査方法を決定する
3.リサーチの手法を決定する
4.リサーチをデザインする
5.データ収集の手法を決める
6.サンプリングをデザインする
7.データを収集する
8、データを分析し、解釈する
9、調査結果を報告する

マーケティングリサーチの面白いところは、どれか一つでもこの9つプロセスの中に不備があると、出てくる結果は信頼のおけない、ゴミレポートになってしまう可能性が大きいということ。

世の中には調査レポートなるものがあふれかえっているが、この9つの切り口で一つ一つのレポートを評価したとすると、どの調査もどこまで信頼できるか分かったものではない。

特に企業から発表されている調査は怪しさ満点で、営利追求という企業の特徴から考えて、結果ありきで、意図的に調査結果が捻じ曲げられてしまっているケースも多いのではないか。

では、矢野研究所やIDCのような調査会社の資料はどうか、という話もあるが、彼らの調査プロセスをしっかりと開示してくれないかぎり、とてもではないが信頼することはできない。

例えば、矢野研究所は様々な業界の調査レポートを販売しているが、以前某上場IT企業のマーケティングの責任者の人から聞いたのは、矢野研究所のようなリサーチャーから調査票が来ると、実際の数値よりも2~3倍水増しした数値を記入して出しているのだという。考えてみれば、どの会社も、不利になると分かっていながら、馬鹿正直に自分達の数字を開示するはずもない。

そして、矢野経済研究所はこうした嘘情報をかき集めて分析したレポートを、「事実」を分析した結果として、高額な値段で販売しているわけです。(まぁ、嘘をつく会社が悪いのであって、矢野経済には何ら非ははいんですが。。)


と、こんなわけで、このクラスを聞けば聞くほど、「もう誰も信じられんな・・・」ということになっていく訳です。
皆様、調査レポートなるものは、要注意ですよ。
tangerOutlet.jpg先週末、社長(妻)から毎度の「ねぇ、今日どこいく~?」の問いかけの後、目をキラリと光らせた社長がのたもうたのは、
「今日はPark Cityのアウトレットモールにいこう!!」
の一言。いつも通り、トップダウンでその日のスケジュールが決定し、Park CityのTanger アウトレットモールに向かうことに。

このTanger アウトレットモールは、全米に約20箇所のアウトレットモールを運営する会社で、あり難いことに、ここユタのパークシティにもモールを展開してくれている。プロボからは、車で1時間半弱。

社長の狙いは子供服で、このTanger アウトレットモールに行くと、数千円するOshKoshやカーターズなどのブランド子供服が、数百円で購入することができる。もちろん、大人にもコーチを始めいろいろな店があるのだが、僕の興味はバナリパ(Banana Republic)のみ。結局、ここで、家族用に、4月帰国時のお土産と、自分達の服を数着購入して夕方に帰宅した。


アメリカに住んでみると、洋服の価格差には驚くばかりだ。前述したバナリパに関して言えば、僕は2本のバナリパのジーンズを持っているが、いずれもセールのときに日本円で2、3千円くらいで購入したもの。これが日本の店に並ぶと、いずれも1万6千円もの価格に大化けするのだがから、開いた口がふさがらない。

GAPにしたって、日本の原宿の一等地に店を構えて高い値段で服を売っているが、アメリカでのGAPの位置づけは、本当に単なる大衆ブランドで、ユニクロと同等くらいのもの。アメリカのGAPでは、とても日本のようなお高いイメージは存在しないし、価格も、定価で日本の半額に近い値段で販売されている。


ここに、「ブランド」のマジックが存在する。日米でGAPの「ブランド」認識に違いがあるのは、それを仕掛けたマーケッターがいるからだ。どの企業も、自分の商品を新しいマーケットでできるだけ高く売りたい訳で、そのために「ブランドイメージ」という魔法の杖を使って、自社の商品がこの(高い)価格に見合うものだ、という認識を意図的に作り出そうとしている。GAPは最初に日本に入ってくるときに、間違いなく、アメリカでのポジションよりも高いポジションを狙って、マーケティングを仕掛けたに違いない。

原宿の一等地の賃貸料は、恐らく目玉が出るくらい高いと思われるが、原宿のGAPで買い物をする人は、自分たちの購入した商品の値段に、賃貸料がしっかり上乗せされている事実を認識したほうがいいかもしれない。ブランドにはご用心です。


とは言うものの、日本人はブランドに弱いもの。僕も、貧乏ならがら、セールのときを狙って、バナリパやアバクロの服をちょこちょこと買い集めてたりするわけです。苦笑

さて、日本にいる人が気楽にユタに買い物に来るわけにはいきませんが、バナリパを安く購入したい人がいたら、ラスベガスのプレミアムアウトレットモールに行くといいと思います。結構でかい店舗が入っています。

Foosball トーナメント決勝戦!

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今日は(ごく一部の)MBAの生徒達が待ちに待っていた、Foosball トーナメント決勝戦。この日を、ある人たちは「Big Day」と呼び、またある人たちは、 「うるさくてはた迷惑なトーナメントが終わる休息の日」と呼ぶ特別な日。

決勝戦は、MBA全体のプレジデントを務める、「ザ・プレジデント」ことコリーラメージ、対するはアイダホ出身の「ポテトの怪人」ニック・ケリーの対戦。さて、日本人たちは、というと、蓋をあけてみれば、折戸Bとケニーがワイルドカードに食い込むという健闘を見せたものの、残念ながら日本人勢は決勝トーナメントから完全に姿を消し、この日を迎えることになってしまった。

窓に張ってあるトーナメント表
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午後1時の会戦に合わせて、続々集まる人たち。何処から予算が出たのか、ピザとジュースも。
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試合前の国歌斉唱。国旗がないのでPCで。くだらない演出も、ここまで来ると見事。
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そしてついに決勝戦開始!!
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選手の紹介やら、ピザの配布やら、国歌斉唱やらで30分ほどかかった長い前置きが終わり、1時半から試合は開始。7セットで4セット先取で決まるこの試合は、3-3で最終セットまでもつれ、最後に「ザ・プレジデント」がプレジデントショットを放ち、ポテトの怪人を葬り去ってゲーム終了。決勝戦は大歓声と共に幕を閉じた。


「うるさくてはた迷惑なトーナメントが終わる休息の日」を待ち望んでいた皆様、おめでとうございます、といいたいところですが、来月には今度はダブルス・トーナメントが予定されているとのこと。さらに、日本人たちは3月15日にフーズボールジャパンカップを開催予定です。と言うわけで、まだまだフーズボールでは楽しめそう。

燃えろ!フーズボーラーたち!!

社長(妻)「ちょっと、あなた、勉強はどうなってるの!?」

やべっ・・・
今日はバレンタインデー。アメリカのバレンタインデーは、日本とはちょっと違っている。日本では女性が男性にチョコレートをあげることになっているのに対しアメリカでは、男性女性関係なく、自分の大切な人に、花やキャンディー、その他もろもろのサプライズプレゼントをあげる日になっている。いや、むしろ男性から女性にプレゼントをあげる傾向が強いのかもしれない。

びっくりしたのは、普通に企業倫理のクラスを受けていると、クラスの途中に突然花屋が、「マリアさんいますか~」と、たくさんのバラの花を届けにきた。どうやら、彼女のボーイフレンドが、「マリアという女性がこの時間にこの教室でクラスを受けているからバラを届けて欲しい」とオーダーしたらしい。

この日の夜は何とケニー夫妻の計らいで、日本人の皆は子供をケニー家に預けて、夫婦でデートに行けることに。わが社(家)も、社員(子供)2人を預けて・・・と思っていたのだが、次男の奏が鼻水をたらしていたので、残念、家で社長(妻)と待機することに。僕は長男の瞬をつれてベビーシッターのお手伝いをしに行った。

ケニー家に集まった子供達は、6家族総勢13人で、まさにプチ幼稚園。ここまで多いと流石に大混乱・・と思いきや、集団心理というのは面白くて、逆に子供達は落ち着いてくれて、アンパンマンやケロロ軍曹のDVDを見入っていた。

結局この日は、10時半(どこのレストランも2時間待ちだったらしい)にそれぞれの親が迎えに来て無事お開き。皆さん、お疲れ様でした。

ケニー家に集まった13人の精鋭たち
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MTCを散歩

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プロボに来て半年、初めて長男の瞬をつれてMTCへ散歩へ行った。次男の奏は風邪っぽいので家で留守番。

このMTCは、BYUの家族寮、Wymountから道路を挟んで向かいにあるのだが、何も用事がないので、ほとんど足を踏み入れたことがなかった。ここから、6万人近いMissionaryたちが全世界に派遣されることになる。敷地の中を散歩させていると、トレーニングを受けているMissionaryたちがたくさん歩いていて、瞬をみて「Hey, Future Missionary!!」と声を掛けてくれた。瞬と奏も将来無事にここに入ってくれればいいのだけど。

入り口にて
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自転車にのったMissionaryの像の前で
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robert2004_gay.jpg今日のビジネス倫理のクラスは、元ベインキャピタル・マネージングディレクター、ロバート・C・ガイ氏が登場した。ベインキャピタルといえば、ミットロムニーがCEOをしていたエクイティファンドの会社だが、ロバート・C・ガイ氏はミットロムニーと共に、ベインキャピタルを大きく育て上げた立役者の1人ということになる。

課題だった彼の記事、及び今日の彼の話から、彼が人生のいくつかの節目で、いかに意思決定をしてきたのか、興味深い話を聞くことができた。

まず、第一の節目はハーバードビジネススクールでPh.Dプログラムに進学したとき、そして第二の節目は非常にうまく行っていたGEクレジットのバイスプレジデントから、まだ小さかったベインキャピタルに移ったとき、そして第三の節目は、教会の招きに応じて、ベインキャピタルの地位を捨ててMission Presidentとして働くことを決意したときだ。

ハーバードへの進学はまったく考えていなかったことであり、GEクレジットからベインキャピタルに移るときは、あと数ヶ月GEクレジットに留まれば得られたであろう数千万円のボーナスをあきらめ、大幅な給料ダウンを受けれてでの転職、そしてMission Presidentになることは、今後得られるであろうすべての収入と築きあげた地位をあきらめてでの決断だった。

すべてのターニングポイントに共通しているのは、内なる自分の心に聞こえる、細くて小さなささやく声に従うことだ、とロバート・C・ガイ氏は強調していた。僕も人生には天命なるものがあるのでは、と思う。そして、本当に幸福な人生というのは、自分の天命を知り、そのために生きることなのではないか。

そういえば、前回のボストンキャリアフォーラムに、マネックス証券の創業者、松本大氏が来ていたが、彼も似たような経歴があった。1998年、松本大氏はゴールドマンサックスのパートナーの地位を、マネックス証券を起こすために辞め、驚かれた。ゴールドマン・サックスは当時、1999年の株式公開を目指して準備中で、株式が公開されれば、パートナーである松本大氏の持ち株には、市場で数十億円(!)の価値が付くことは間違いなかった。それにも関わらず、あと数ヶ月を待たずに、パートナーを辞め、マネックス証券を起こした。(数十億・・・僕だったら間違いなく待ったな。。←オイオイ)

かのビクトルフランクルが、『夜と霧―ドイツ強制収容所の体験記録の中でこういった言葉を残している。
「私達が人生に何を望むのかが重要なのではなく、人生が私達に何を望むのかが重要なのだ。」
logan.jpgこの田舎町に半年ほど暮らしていると、休日に行くところがなくなってくる。本当ならせっかくユタにいるんだから、冬はスキーでも行けばよいのに、と思うのだが、2歳児と1歳児がいるのでそういう訳にも行かず、毎週繰り返される社長(妻)との会話は、「ねぇ~、今日どこ行く?」。

この土曜日も同じように「ねぇ~、今日どこ行く?」の会話が始まったのだが、ふと立ち止まってニヤリと笑った社長が口に出したのは、「そうだ、ローガンに行かない!?」。プロボからローガンまではおよそ200キロあり、ちょっと思いつきで出発するような場所ではないのだが、もちろん、社員の僕に拒否権はない。

そんな訳で、朝10時にローガンへ向けて出発した我々。時速120キロオーバーでぶっ飛ばし、昼過ぎに無事到着。

実はここローガンは、うちの社長が未だ独身だった大昔、Utah State Universityに一年通っていたというおもひでの地で、以前から行きたい、行きたいと話していたのです。Utah State Universityはなんだか古くて威厳のあるキャンパスで、歴史を感じさせる趣。

当時の社長(妻)は、ここで月120ドル(1万5千円くらい)の極貧生活を送っていたらしく、よもや自分の子供を2人連れてこの場に来るとは、思いもしなかったことだろう。

帰りに謎の大渋滞に巻き込まれたことを除けば、大変よいプチ旅行でした。


ユタ州立大学
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その昔、妻が英語を学んでいたという教室の建物
「ここがママの学校だよ。」
息子 「がっこう~?」
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帰り道にLogan Templeを発見!!
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テクノラティプロフィール
4822242633.09.LZZZZZZZ.jpg今更遅い、という話も多分にあるが、林田Bから貸して頂いて、ようやく最近ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則を読み始めた。ビジョナリー・カンパニー の方は、随分昔に購入して読んでいたが、続編もどうせ同じような内容だろうと勝手に思い込んで、まったく読もうとは思っていなかった。

実はこの本、ビジョナリー・カンパニー 2 とは銘打っているものの、実はまったく違う本。英語では、MBAのどこかのクラスでも教科書として使用されているため、ブックストアにも山積みになっていたのだが、まさかあの山積みされていた本がビジョナリーカンパニー2だとはまったく気付かなかった。それもそのはず、英語ではGood to Great というのが正式なタイトルで、どこにもビジョナリーカンパニーの続編だとは書いていない。むしろ、著者によればこの第二作目は、ビジョナリーカンパニーの前に来るべき本だ、ということなので、「ビジョナリカンパニー0(ゼロ)」というのが本来のタイトルではないだろうか。

しかし、この本、激しく面白い。

特に前半で面白かったのは「第五水準のリーダーシップ」という概念。「第五水準のリーダーシップ」とは、企業幹部に見られる5つの水準の最高位の概念であり、この水準のリーダーは、個人としての謙虚さと、職業人としての意思の強さという矛盾した性格を持っているのだという。第五水準のリーダーは、個人としては徹底して控えめで謙虚なのだが、自分が率いる組織が勝利を収めるためにはいかなる努力も惜しまず、困難に立ち向かっていく。

さらに、個人的に非常に感銘を受けたのは、「窓と鏡」と呼ばれる彼らのパラダイム(ものの見方)で、第五水準のリーダーは、成功を収めたときは窓の外を見て、成功をもたらした要因を見つけ出す(具体的な人物や出来事、又は運など)。逆に結果が悪かったときは鏡を見て、(運が悪かったとは言わずに)自分に責任があると考えるのだという。

もちろん、第四水準のリーダーは逆のことをする。

そう言えば、何年も前のオリンピックの柔道で、ある選手が金メダルを逃した時に、当時の山下監督が、「すべて監督である私の責任です」とはっきりと記者に語っていたのを聞いて、非常に感動したのを思い出した。


いや、林田B、素晴らしい本を貸していただき本当にありがとうございました。続きも大切に読ませていただきます。

これが英語版。どう見ても同じ本だとは思えない・・・
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個人的な興味もあって、マイクロソフトのYahoo買収関連の記事をネットで読み漁っているのだが、この事件はビジネスにおける多くの側面を教えてくれる。

以前は、「企業買収」という単語を聞いたときは、単に「ああ、合併ね。」としか思わなかったが、今は「企業買収」という言葉を耳にしただけで、はるかに多くのことを連想するようになった。今回の一件にしても、すぐに下記のような疑問が出てくる。

・買収金額はいくらで、どうやって決めたのか。買収の資金はどうやって調達するのか。(ファイナンス)
・買収側の企業のここ数年の業績はどのように推移しているのか。株価の動きはどうか。(アカウンティング)
・なぜ買収するのか。買収することによって業界の競争はどのように変化するのか。(企業戦略)
・買収後、企業文化の衝突をどのように回避するのか。また、組織をどのように統合するのか。(組織)
・レイオフはどれだけ発生するのか。どのように人材の流出を食い止めるのか。(人事)

などなど。。

しかし、いろいろな記事の中で最も面白かったのは、自称偽スティーブジョブスが今回の合併について語った次の言葉。読んだときは一人で爆笑してしまったが、今回の合併の本質を見事に言い当てていると思う。

『MicrosoftとYahooの合併はうまくいかないだろう。理由はこうだ。これはちょうど、100ヤード競争で2位と3位の男2人をつかまえて、足を縛って再度走らせ、これでもっと速く走れるだろうと信じるようなものだ。』

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IT、特にインターネットの世界においては、規模の大きさがそのまま競争力に繋がるというよりも、時代の先を読み、イノベーションを生み出していく力が必要なのだと思う。Web1.0の世界から脱却しきれていない2社が合併したとして、Web2.0の覇者にどうやって立ち向かえるのか。大きな疑問が残る。
0-8425-2628-5-t.jpg先週、MBAプログラム及びNAC側からのプレゼント、ということで、すべてのMBAの生徒にBusiness with Integrityという本が配布された。この本は、マリオットスクールが出版したもので、学校とつながりのあるビジネスマンや、政治家、その他社会的活躍されている方々から、「ビジネスと誠実さ」についての記事を依頼してそれらを編集したものになる。BYUの元教授のスティーブン・R・コヴィー博士が前書きを書いており、ケビンロリンズやミットロムニーなどの記事が収録されている。

スーパーチューズデーの直後、ということで、どれだけ深い深い意図があるのかは不明だが、明日の宿題はこのBusiness with Integrityの中の、ミットロムニーの記事を読んでくることだった。

この本の中で、ミット・ロムニーは人生の成功とは何か、という質問に対し、お金や名声など世の中の成功のモノサシに惑わされず、自身のコアバリューに従って生きることだ、と説明している。

このことに気づかされたときのエピソードが面白いのだが、彼がある会社のCEO(恐らくはベインキャピタルだろう)を勤めていたとき、パートナーたちの間でたくさんの権力闘争が起こり、非常に難しい状況だった。そんな折、彼らは心理学やチームワーク専門のコンサルタントに、解決をお願いする機会があった。

このコンサルタントが言ったのは、

1.自分が尊敬する人を5,6人選び
2.彼らが持っていた、自分が尊敬できる性質や特徴(バリュー)をそれぞれ5,6個書き出し、
3.そしてそれらのバリューに沿って自分が生活しているかどうかチェックをする

と言ったものだった。もしバリューに沿って生活していれば、幸福で満足した生活が遅れているはずだという。驚いたことに、いがみ合いをしていた5人のパートナーのバリューは驚くほど同じで、自分たちがコアバリューに沿って行動してこなかったことを認識した彼らは努力を始め、最終的に、彼らの関係は大きく改善されたのだという。

コアバリューに沿って生きる。シンプルだが、これほど難しいことはないと思う。果たして僕はコアバリューに沿って生活しているのかどうか・・・・社長(妻)に聞いてみることにします。


追記

つい先ほど、ミットロムニーが正式に大統領選から降りる声明を発表。奇しくも、今回の記事の後半にはロムニーの父が大統領選で落選したときの話が掲載してあり、「結果は無関係。挑戦することに価値があるのだ」という父の言葉が引用してあった。ロムニーも同じ気持ちだといいのだが。しかし、大統領選、本当にお疲れ様でした。今年か来年、BYUに来てくれるといいのだけど。

現在ユタ時間で午前0時30分。昨日の僕の予想通り、Super Tuesday(スーパーチューズデー) の結果は以下の通り。

cnn_supertuesday.jpg民主党はヒラリーとオバマが歴史的な接戦を繰り広げ、勝敗は次回以降の予備選に持ち越し。共和党は見ての通りで、マケインがロムニーとハカビーを引き離して(ほぼ)勝負を決めてしまった。マケインにとって幸運だったのは、共和党のリベラル内でのライバルだったジュリアーニが早々脱落し、リベラルの票を一手に集めることができたことだ。一方共和党の保守であるロムニーとハカビーは保守の票を二つに分け合うことに。これがそのまま数字の差となって出てきてしまった。

予想はしてたけど、正直あーあ、という感じ。宗教は別にしても、一応学校でビジネスを学んでいる者としては、経済につよいロムニーに頑張って欲しかった。短絡的だが、軍人上がりのマイケインが大統領になったら、また戦争が起きそうな・・・(ホント、短絡的だ)。

しかし、この大統領選の盛り上がりというのは、日本人の僕にとっては本当に面白い。成功者が称えられる国アメリカでは、合衆国大統領というのは英雄の中の英雄。その英雄を生み出すプロセスに、間接的にでも参加できるこの大統領選挙は、アメリカの国民を熱狂させてやまないビックイベントなのだ。
20080205-00000003-maiall-int-view-000.jpg 明日はいよいよアメリカ大統領選、予備選挙最大の山場、Super Tuesday(スーパーチューズデー)。Super Tuesdayは、民主党と共和党、各党の候補者のうち、候補者が一人に絞られる重要な日だ。

アメリカの大統領選の仕組みは面白くて、まず、予備選挙と呼ばれる選挙において、民主党と共和党のそれぞれの代表となる候補者が選出される。この予備選挙は州ごとに異なる時期に行われるのだが、このスーパーチューズデーには、24の州で一斉にこの予備選が行われ、民主党の52%、共和党の41%の票が動くことになる。つまり、このスーパーチューズデーを制する者こそが、各党の代表者として選出されるのだ。

今CNNをつけているのだが、朝から晩までずっと選挙のニュースを流していて、テレビの向こう側からアメリカの盛り上がりを感じる。

今日に至るまで、たくさんいた候補者のうち大部分が既にレースから脱落していて、明日のスーパーチューズデーでは、民主党では、現在に至っても抜群の知名度と人気を誇るクリントン元大統領の妻で、女性初の合衆国大統領を目指す「最強のファーストレディ」、ヒラリークリントン、そしてアフリカ系アメリカ人であり、若者の象徴であるオバマ氏が一騎打ちを行うことになる。

そして共和党では、軍出身で、外交及び安全保障に強い「英雄」ジョンマケインと、モルモン教徒で、ハーバードMBAとLLMを持ち、経済政策に強いミット・ロムニーが最終決戦を行う予定。

どちらも目が離せない、大変興味深い戦いだ。僕の勝手な予想は、民主党はヒラリーが、共和党はマケインが勝つのではないかと思っている。明日のこの時間にはもう結果は出ているので、楽しみ。

スーパーチューズデー早朝の各候補者の状況(CNNより)
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New First Presidency

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med_Uchtdorf_large.jpgMBAラウンジに人が群がっているので何かと思ったら、新しいFirst Presidencyの記者会見のライブ放送だった。

皆が既に知っているように、President Monson が新しいPresidentに、1st Counselorとして President Henry B. Eyringが、そして2nd CounselorとしてPresident Dieter F. Uchtdorf が召された。President Uchtdorf は、ドイツ人として初めて、First Presidencyの一員になった方で、母国語のドイツ語、ロシア語、そして英語を堪能に話す国際感覚豊かな方だ。



President Monson の紹介ビデオ

帝国の逆襲・Girls Night Out

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金曜日の夕方は、日本人達は5時過ぎにそそくさと家に帰宅。

そう、この日は6時から、奥様達は、一部旦那たちのシリコンバレーツアーの腹いせ(?)に企画された、「Girls Night Out (旦那と子供を置いて楽しくディナー)」に参加するため、旦那達は家でベビーシッターをしなければならないのだ。

しかしこの企画、Girls Night Out と銘うっているはいるが、参加者全員が30代の奥様たち、というのがなんとも・・・(こんなことを書いて、後が怖いです)。


僕も5時過ぎに家に到着すると、すっかり準備の整った社長(妻)の姿が。僕を見てニヤリと笑い、「じゃ、あとよろしく~」意気揚々と社長(妻)はご出発。

shopping+bag1.jpg 僕はラッキーなことに、子供にご飯をあげて歯磨きをして絵本を読むと、7時くらいには二人とも夢の国に旅立ってしまったので、その後は悠々と好きなことをして社長の帰宅を待つことができたのだが、ケニーのところはお風呂で子供がウ●チをしてしまったり、乳飲み子がいる家族は子供が泣いてしまったりして、結構大変だったらしい。


そんな訳で、待つこと3時間。

旦那と子供から開放され、おいしいディナーを食べてホクホク顔の社長が無事帰宅。しかも、その手には「 Abercrombie & FITCH(アバクロ) 」の紙袋が。

社長(妻) 「セールしてたから買っちゃった~」
僕 「・・・・」

さらに、このGirls Night、旦那陣に一言も相談されることなく、毎月開催されることが正式に決まったらしいです。まぁ、相談されても結果は変わらないわけですが。。。来月もベビーシッター頑張ります!
rollins_ebusiness_logo.gif またITがらみの記事です。

実は、BYU MBAにはeBusinessセンターなるものがある。これは、ロゴの上部分にも明記してある通り、BYUMBAの卒業生で、前DELLコンピュータCEO・ケビン・ロリンス氏の支援によって設立されたeBusinessを推進するための組織。生徒と先生、そして様々な学外の支援者たちによって構成されている。

最近、このeBusinessと、Web解析大手・OMNITURE(オムニチュア)社とのタイアップで、「OMNITURE(オムニチュア)Web解析コンペティション」なる企画が計画され、つい先日このキックオフミーティングが行われた。本当は出るつもりはなかったのだが、有り難いことにケニーに誘ってもらったので、僕も顔を出すことに。

OMNITURE(オムニチュア)は、Web解析のASPを提供しているIT企業で、アメリカのナスダック市場に上場している。CEOはBYUの卒業生で、本社は隣町のオレム市にある。4000社の顧客を持ち、最近ではサーバーに蓄積されるトラフィック数が、ついにeBayを上回った、と言っていた(本当か!?)。

このコンテストでは、各チームに、実在する同社のクライアント企業のWeb解析データが提供され、それを元に提案書を作成し、プレゼンする、というもの。1位には50万円、2位には30万円、そして3位には20万円の賞金が贈られる。キックオフには(一攫千金を狙う?)100名ちかい生徒が押し寄せていて、説明に耳を傾けていた。

僕はお金はともかく、彼らの製品の機能に興味がある。実は僕は普段、Googleの無料Web解析ソフト「Google Analytics」を使っていて、純粋に使い勝手を比較してみたいのだ。この「Google Analytics」は、とても無料とは思えない程の多くの機能を持つ優れた解析ソフトで、有料のOMNITURE(オムニチュア)のサービスが、どれだけ価値があるのか是非実感してみたい。

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めずらしく、企業戦略のブライス先生からメールが来ていた。開いてみると、2月1日付けのビジネスウィークの記事についてだった。

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バルマー(マイクロソフトCEO)のYahoo経営陣への手紙、と題された記事の内容は、マイクロソフトがヤフーに対し、約4兆7500億円もの買収を提案したというもので、ヤフーの直近の株価より62%上乗せしたプレミアム価格を支払うことを提案している。

ブライス先生によると、これは間違いなく、Googleを強く意識した戦略的な行動で、Googleが難攻不落な要塞になる前に、何とかシェアの歯止めにストップを掛けたい、というマイクロソフトの意思の表れだという。

実は昨日、ブライス先生の企業戦略のクラスで、かの有名な「ゲーム理論」を勉強したばかり。ゲーム理論とは、自分の利益を最大化しようと動くプレイヤーたちが、相手の反応を考えながら、どのように意思決定をしてゆくのかを体系的にまとめた学問で、説明する際に、囚人のジレンマという有名な例がよく使われている。

囚人のジレンマをここで説明すると長くなるので割愛するが、今回の例を囚人のジレンマとゲーム理論に当てはめて考えてみると、今後の両者の動きを予測するのに役立つ。 MSNを持つマイクロソフトと、Yahoo。両者の目指す目的は明確で、それは「シェアの拡大、又は維持」。提案を出されているYahooにとって、選択肢は受けるか受けないかの二つ。しかし、仮に受けないとすると、ただでさえ低迷しているYahooがGoogleを追撃するのは益々難しくなり、また、業界第三位のマイクロソフトにしても、日に日にGoogleにシェアを食われているため、単独でいることは得策ではない。結果、両者に残された選択肢は合併によるシェアの向上、ということになる。

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ブライス先生が指摘しているように、バルマーCEOの手紙の後半には、

Depending on the nature of your response, Microsoft reserves the right to pursue all necessary steps to ensure that Yahoo!'s shareholders are provided with the opportunity to realize the value inherent in our proposal.

という脅しをほのめかす一文があり、Yahooが買収案を拒否したとしても、マイクロフトは敵対的買収等形で、力づくでYahooを取りにいくものと思われる。しかし、仮に両者が合併したとしても、2+1=2 のように、結局はGoogleにシェアを食われていくのではないかと僕は予測している。いずれにせよ、今後の動きが楽しみです。


Rusesabagina.jpg火曜日のディボーショナル(講演会)は、ホテル・ルワンダの英雄、ポール・ルセサバギナ氏が登場した。恥ずかしながら、僕はこの日まで、ホテル・ルワンダのことも、まったく知らなかった。「ホテル・ルワンダ」というのは、2004年に実話をもとに制作された映画で、1994年アフリカのルワンダで起きた「ルワンダ紛争」がテーマになっている。

この「ルワンダ紛争」というのは、ツチ族とフツ族の民族対立による武力衝突が勃発、フツ族過激派がツチ族やフツ族の穏健派を120万人以上虐殺したというとんでもない事件だ。ポール・ルセサバギナ氏は、その混乱の中で、1200名以上を自分が働いていたホテルに匿い、多くの人の命を救う役割を果たした、まさに現代版シンドラーのリスト。

講演でのルセサバギナ氏は、すごいなまりのある英語ではあったが、堂々とした語り口で、人々を匿うことになった経緯や、フツ族過激派から銃口を向けられて脅された経験などを紹介してくれた。感動したのは彼の最後のメッセージ。

「私のメッセージは希望のメッセージです。
若い皆さん、立ち上がってください。
世界と、人々を救うために、どうぞ立ち上がってください。
皆さんにはそれができます。
そして、世界は皆さんを待っているのです。」

講演後、超満員のマリオットセンターでは、感動した人々がスタンディングオベーションで彼の講演を称えていた。世界を変えるために必要なのは、特別な才能や高い地位などではなく、信念とそれを貫き通す意思の強さなのだと、講演を聴いて気付かされた。

映画「ホテル・ルワンダ」↓↓
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プロフィール


明治大学政治経済学部卒業。帝人グループを経て、現在ブリガムヤング大学経営大学院マリオットスクールMBAプログラムに在籍。上司であるCEO(超・偉い・奥さん)と、新入社員(子供)二人の4人家族。 このブログは、まだ小さな2人の子供たちに、将来本にして贈るために書いています。


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