キャリアチェンジとコンピテンシー
残念ながら(?)2週間の冬休みも今日で終わり。明日からいよいよWinter Semesterが始まる。2年生のMBAの皆さんは、いよいよ最後のセメスターとなる。次のセメスターは、8個のクラスを履修する予定。
(必修科目)
Managerial Accounting 1
Business Ethics
Introduction to Strategy
Strategy 2
(選択科目)
Social Entrepreneurship
Marketing Research & Info Sys
Pricing & Positioning Tools
Management Field Study
選択科目については、30~40近くある様々なクラスの中から、自分の選考や興味などを元に、自由に選択できるようになっている。僕は元々OBHR専攻で入学したのに、気がつけばMarketingの科目ばかりを履修することに。これにはいろいろ理由があるのだが、結局のところ、日本ではキャリアチェンジが難しいという外部的な理由と、やはり僕自身の興味がHRよりも、Marketingの方にあることがことが主な理由だ。
日本でのキャリアチェンジが難しい事に関しては、今日もアメリカ人のMBAの友人と少し話をしたが、アメリカではもっと柔軟性が高いということだった。人材のコンピテンシー(行動特性)に重きを置くアメリカでは、MBAの前の仕事では人事をやっていたのに、MBAでファイナンスを専攻し、そのままファイナンスの仕事につく、という180度違うキャリアを、MBAをレバレッジにして展開していくことができる。コンピテンシーとは、ある職務や状況において、期待される業績を安定的・継続的に達成している人材に、一貫して見られる行動・態度・思考・判断・選択などにおける傾向や特性のこと。これらの特性は普遍的なものであり、経験とは関連がないため、アメリカの企業では、コンピテンシーが合致している、と判断すれば、未経験でも難無く採用が決まる。(もちろん、経験があればより有利であることは間違いない。)
それに対して日本では、過去の経験が重視される傾向が強く、MBAで専門に勉強をしたとしても、未経験の仕事だとなかなか採用してもらえない。また、それらの経験に関しても、やはり有名大学や有名企業などの、ネームバリューのあるブランドが幅を利かせているのが現状だと思う。ボストンキャリアフォーラムでも、Bから始まるある有名な戦略系のコンサルティング会社が、事前の書類専攻で、高校名を明記することを要求していて、ちょっと引いたのを覚えている。
ちょっと表現を変えてみると、アメリカのキャリアディベロップメントが足し算であるのに対し、日本でのキャリアディベロップメントは、掛け算の要素が強い。例えば公式は次のようになる。
大学名×企業名×経験=結果
この公式は、どこか一つでもゼロがあると、結果はゼロになる。これはつまり、一度どこかでしくじると、なかなか上に這い上がれないことを意味しており、敗者(この表現が適切かどうかは議論の余地あり)にとって厳しい社会とも言えると思う。
アメリカの足し算のエッセンスを垣間見ることができるのは、最近有名になった映画、幸せのちから で、この映画は失業状態から教育を受け、投資銀行に就職する、というまさにアメリカンドリームについての話で、ここでは彼が受けた教育が足し算のプラス要素になっている。しかし、前述した通り、個人的には日本ではちょっと起こりにくい話だと思う。
話をコンピテンシーに戻すと、日本では、ワトソンワイアット株式会社 コンサルタントの川上真史氏がこの分野では有名だが、まだまだ浸透していない概念だと思う。まあ、アメリカの人事は日本の数年先を行っている、というのはよく言われることなので、これらの手法が広まるのも時間の問題かもしれない。
そういうわけで、僕の前職はマーケティングだったことを考えると、やっぱり専攻もマーケティングにするのが色々な面で理に適っている訳です。明日から始まるクラスが楽しみです。
MBAコアクラスのマーケティングの先生、スワンソン教授↓
(必修科目)
Managerial Accounting 1
Business Ethics
Introduction to Strategy
Strategy 2
(選択科目)
Social Entrepreneurship
Marketing Research & Info Sys
Pricing & Positioning Tools
Management Field Study
選択科目については、30~40近くある様々なクラスの中から、自分の選考や興味などを元に、自由に選択できるようになっている。僕は元々OBHR専攻で入学したのに、気がつけばMarketingの科目ばかりを履修することに。これにはいろいろ理由があるのだが、結局のところ、日本ではキャリアチェンジが難しいという外部的な理由と、やはり僕自身の興味がHRよりも、Marketingの方にあることがことが主な理由だ。
日本でのキャリアチェンジが難しい事に関しては、今日もアメリカ人のMBAの友人と少し話をしたが、アメリカではもっと柔軟性が高いということだった。人材のコンピテンシー(行動特性)に重きを置くアメリカでは、MBAの前の仕事では人事をやっていたのに、MBAでファイナンスを専攻し、そのままファイナンスの仕事につく、という180度違うキャリアを、MBAをレバレッジにして展開していくことができる。コンピテンシーとは、ある職務や状況において、期待される業績を安定的・継続的に達成している人材に、一貫して見られる行動・態度・思考・判断・選択などにおける傾向や特性のこと。これらの特性は普遍的なものであり、経験とは関連がないため、アメリカの企業では、コンピテンシーが合致している、と判断すれば、未経験でも難無く採用が決まる。(もちろん、経験があればより有利であることは間違いない。)
それに対して日本では、過去の経験が重視される傾向が強く、MBAで専門に勉強をしたとしても、未経験の仕事だとなかなか採用してもらえない。また、それらの経験に関しても、やはり有名大学や有名企業などの、ネームバリューのあるブランドが幅を利かせているのが現状だと思う。ボストンキャリアフォーラムでも、Bから始まるある有名な戦略系のコンサルティング会社が、事前の書類専攻で、高校名を明記することを要求していて、ちょっと引いたのを覚えている。
ちょっと表現を変えてみると、アメリカのキャリアディベロップメントが足し算であるのに対し、日本でのキャリアディベロップメントは、掛け算の要素が強い。例えば公式は次のようになる。
大学名×企業名×経験=結果
この公式は、どこか一つでもゼロがあると、結果はゼロになる。これはつまり、一度どこかでしくじると、なかなか上に這い上がれないことを意味しており、敗者(この表現が適切かどうかは議論の余地あり)にとって厳しい社会とも言えると思う。
アメリカの足し算のエッセンスを垣間見ることができるのは、最近有名になった映画、幸せのちから で、この映画は失業状態から教育を受け、投資銀行に就職する、というまさにアメリカンドリームについての話で、ここでは彼が受けた教育が足し算のプラス要素になっている。しかし、前述した通り、個人的には日本ではちょっと起こりにくい話だと思う。
話をコンピテンシーに戻すと、日本では、ワトソンワイアット株式会社 コンサルタントの川上真史氏がこの分野では有名だが、まだまだ浸透していない概念だと思う。まあ、アメリカの人事は日本の数年先を行っている、というのはよく言われることなので、これらの手法が広まるのも時間の問題かもしれない。
そういうわけで、僕の前職はマーケティングだったことを考えると、やっぱり専攻もマーケティングにするのが色々な面で理に適っている訳です。明日から始まるクラスが楽しみです。
MBAコアクラスのマーケティングの先生、スワンソン教授↓

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